実は、自分の子もアスペルガー症候群なのでは、と疑ったことがあります。
当時はアスペルガー症候群という言葉は一般的ではなく(たまたま自分が知らなかっただけかもしれませんが)ただ集団不適応児なのかな、と思ったわけです。実際、幼稚園の面接の時にいきなり横になって寝転がったり、友達とちょっと接触してもすぐケンカを始めたり、砂場で仲良くおもちゃを貸し借りして遊ぶことができなかったり・・・
こんな状態だったので、遊ぶ友達も少なく、幼稚園でもほとんど一人で遊んでいました。幼稚園は自主性を育てる事を一番、重要視していたので、特にかまってくれるでもなく、いつも一人でいるのが、可哀想だったのをよく覚えています。
病院に脳波を測りにいこうとしたこともあったのですが、結局は行きませんでした。そんなことをしてもどうなるわけでもない、と考えたのですが、やっぱりはっきりと病院でみてもらう事は大切だった、と今考えれば思います。
その後、特になにをするでもなく、自然とそういう行いは直っていきました。結果的には、自分の子は発達がおそいものの、アスペルガー症候群ではなかったと思うのですが、もしこれが病気だったら、苦しみを増長させることになったかもしれません。
病気に対する知識が特にあったわけでもないので、専門の医者にみせるのがベストな方法であったと(当たり前ですが)今なら思うわけです。
実際、その場にいるとなかなか冷静な判断を下すことも出来ないことが、多いので、客観的な視線は一番大事だと思います。
「アスペルガー症」と「高機能自閉症」は違うのか?
アスペルガー症候群は「知的障害がない自閉症」として扱われることが多いですが、
アスペルガー症候群と近い症状で「高機能自閉症」というものがあります。
「アスペルガー症=高機能自閉症」と言う説もありますが、区別されない場合もあります。
「高機能自閉症」の定義としては次のようなことが挙げられます。
高機能自閉症とは、3歳くらいまでに現れ、他人との社会的関係の形成の困難さ、言葉の発達の遅れ、興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の障害である自閉症のうち、知的発達の遅れを伴わないものをいう。また、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。
「高機能自閉症」の具体的な事柄として次のようなものがあります。
「コミュニケーション能力の欠如」
・友達と仲良くしたいという気持ちはあるけれど、友達関係をうまく築けない。
・友達のそばにはいるが、一人で遊んでいる。
・球技やゲームをする時、仲間と協力してプレーすることが考えられない。
「極度のこだわり」
・限定された興味だけに熱中する。
・特定の習慣や手順に強くこだわる。
・反復的な行動をする。(手や指をぱたぱた動かすなど)
・物ごとの一部に持続して熱中する。
「伝達能力の遅れ」
・話す言葉に遅れがあり、身振りなどにより補おうとしない。
・他人と会話を継続させることに明らかな困難がみられる。
・常同的で反復的な言葉の使用や独特な言語がある。
「うちの子はうるさいほどよくしゃべるし、表情も豊かだし、喜怒哀楽も激しいほどある」
という子が「高機能自閉症」と診断されるケースは少なくありません。
安定した発育のために大切な「ふたつの習慣」
お子さんが「アスペルガー症候群」と診断された時、そうすれば良いのか分かりませんよね。
しかしご家庭で支援してあげられることもたくさんあります。安定して育っていくため必要な「ふたつの習慣」があります。
①仕事をする習慣
特定の作業を自分の仕事として責任を持つことが大切です。
役割を果たすことで、自立性や自尊心が養われます。家庭内では、料理や洗濯、掃除などがこれに当たります。
彼らは自分の仕事をもつと、自分の役割を守ることや、予定通りに働くことが好きなので、一生懸命に取りくみます。仕事をまかせることが、生活の安定につながっていきます。
任せた作業を混乱せずにこなせるよう、情報・環境の両面でサポートします。
アスペルガーの子は正確さを重視しますので、具体的にどの作業まで任せるかなど詳細に決めます。そのうえで、役割の一覧表や注意書きなど、理解しやすいように形にして示します。仕事の内容は詳しく見て分かるように伝えます。
彼らは、依頼は守りますが、言われていないことはしません。理解しやすく、ミスしにくいことが理想です。
評価も目にみえる形で示します。仕事の上達が遅くても、小さな進歩を評価してあげることが大きな発達を助けてくれます。
②余暇を楽しむ習慣
読書やスポーツ、カラオケなど何でも構いません。趣味を持って、余暇を楽しんで過ごせるようになることにより気持ちが安定してきます。
いくつかの活動をこなすためには、アスペルガーの子が苦手なことがひとつあります。
それは状況に応じて時間や場所、行動を切り替えていくということです。
その対策として勉強机と遊ぶ場所を仕切るなど、時間や場所に意味づけをして理解しやすい環境をつくることが必要です。
余暇活動を充実させるために特有のこだわりを趣味にするということもひとつです。
アスペルガーの子は、好きなことに集中し、のめり込みます。不確実なことは嫌いますが、確かな事実には興味と理解を示します。それが周囲にはわがままと思われがちですが、興味を否定せず趣味に生かせるよう、フォローしてあげることが大切です。
この必要な二つの習慣を家族や周囲の人から押しつけるのではなく、本人の興味、関心を生かすことで習慣づけていくことが大切です。
本人の気持ちを尊重できる、安心感のある家庭を築くことが安定した発育の第一歩です。
身だしなみ、食事のマナーは大丈夫ですか?
アスペルガー症候群の子たちが苦手としていることが三つあります。
「コミュニケーション」
「社会性」
「想像力」
今回はそのなかのひとつである「社会性」をクローズアップしてみます。
日常生活でこんなことはありませんか?
・ボタンのずれを気にしない。
・ 人前で裸になる。
・ 服が食べ物や泥で汚れても、気にしない。
・ 洗顔や入浴がうまく出来ない。
これが全てというわけではありませんが、このようなケースはアスペルガーの子に見える「社会性」の欠如の特性です。
社会常識やマナーは、形がなく、ケースによって変化するもので、想像力の乏しいアスペルガーの子にとっては、理解しがたい概念です。
大多数の子は、大人やほかの子の様子を見ているうちに、マナーを身につけますが、アスペルガーの子は、他者のまねや協調が苦手なため、マナーの理解が困難です。
自分の力でマナーとはどういうものなのかを理解していない子たちに行儀の悪さを叱責すると、ますますマナーを覚えるのが苦手になってしまいます。マナーを教える前に、楽しさを教えてあげることが優先です。
最初は行儀が悪くてもかまいません。食事は楽しいものだと感じさせることが先決です。楽しむ気持ちが、その後の頑張りにつながっていきます。食事に慣れてきたら、マナーをひとつずつ教えていきます。満点を目指すのではなく、できることを、生活に必要な範囲で覚えていくようにします。
身だしなみの問題は、社会性の乏しさが関係しています。髪型や服装の社会的な意味を理解していないために、外見への意識が低く、恥ずかしいという感情が育ちにくいのです。外見を整えようと考えていない子は、誰かに指摘されなければ、いつまでもそのままです。
身だしなみについての好例と悪例を、具体的に教えます。それを理解してくれれば実践することは得意です。
アスペルガー症候群の子は、生活習慣や家事の手伝いをきちんと教えれば覚えます。彼らには決まりを守る几帳面さがあり、一度覚えた習慣は、何度も注意しなくても、自分で規則正しく行えます。
うちの子に限って・・・
「うちの子に限って・・・」
特に発作を起こすわけでもなく、何の支障もなく日常生活を送れている目の前のお子さんをそのように思われるのは当然のことだと思います。
アスペルガー症候群の子と言うのはそれぐらい身近なところに潜んでいるのです。
少しひととコミュニケーションを取ることが苦手そうとか少し怒りっぽいなどアスペルガーは発達障害ですので、一見すると「反抗期」や「引っ込み思案」「自分勝手」と間違えてしまうこともあります。
アスペルガーは様々な特性がありますが、そのひとつとして、言葉に隠れた意味を読み取れません。例えば「テレビが見えない」と伝えた時にこちらの「どいてほしい」という気持ちが込められていることが想像できません。
人の発言や表情、素振りから考えを想像することが苦手で、相手が嫌がっていても、素知らぬ顔で行動してしまいます。人前ですると恥ずかしいことや失礼なことを平気でしてしまう、社会常識的なことが理解できません。
なかでも家庭生活で目立つのは、家族への共感が乏しく、「マイペースな行動をとる」ことです。それが度を超すと、問題になることもあります。自分のやり方で行動するため、わがままな子だと思われがちです。本人に悪意はないのですが、それが周囲にはなかなか理解されません。
もうひとつの特性として「周囲に合わせることが苦手」ということが挙げられます。世の中の大多数の人は、相手の空気や表情を見て、言動を調整しながら社会常識やマナーを意識しているのですが、アスペルガーの子には、それが理解出来ません。
「言わなくても分かるはずだ」という考えは、アスペルガー症候群の子には通用しません。常識的なことでも、ひとつひとつ丁寧に教えることが重要です。
動作や手本を見せる、絵や写真などを使って一目でわかるように指示を出すなど、その子の様子をよく見て、どのような伝え方が理解しやすいかその子に合った方法を考えましょう。
「アスペルガー症候群」は身近にあります。
突然ですが、「アスペルガー症候群」って聞いたことありますか?
恐らくほとんどのかたが耳馴染みのない言葉だと思います。
では、「自閉症」と言う言葉を聞いたことありますか?
逆にこれは多くのかたが聞いたことのある言葉だと思います。
アスペルガー症候群は以前から存在していたものですが、最近ではテレビや映画の中で取沙汰されるようになり、認知度が高まりました。ビル・ゲイツやアインシュタインもアスペルガー症候群の有名人としてクローズアップされ、さらに認知度が高まりました。
アスペルガー症候群は自閉症と特徴が似ているので間違えられやすいですが、明らかに違う点は「アスペルガー症候群は他人はもちろんのこと、自分すらも気づいていない」と言うことです。
「わがままな性格」「風変わりなひと」と思っていたひとが実はアスペルガー症候群だったと言うことがあります。
自己診断やアスペルガーチェックをしたことで初めて発覚するケースもあります。
アスペルガー症候群のひとは社会に出た時、コミュニケーションが上手く取れず、辛い思いをしているひとが多いようです。
一般的に人は社会の事象に対して広く浅く興味を持つものです。
しかしアスペルガーの特徴として興味の対象が狭く深いので、一般的に「マニアック」と呼ばれるようなひとが多く、特定の分野において驚異的な能力や才能を開花させる場合があります。
社会的な付き合いの分野が苦手だったりしますが、「マニアック」=「一芸に秀でる」ということで、才能を発揮し、周囲はそれを伸ばし、少しずつ理解してもらう努力をしながら折り合いをつけることで、お互いの幸せな生活が送れるようになると思います。
チック症の予防方法
チック症を予防する方法には様々な方法があります。ここでは、チック症の予防方法として効果的な方法をご紹介していきたいと思います。
まず、チック症は一時的な癖として捉えられることが多い傾向にありますが、何かしらの原因やあるいはチック症を誘発させるような原因(間接的なものも含め)が必ずあると言われています。
予防をするためには原因をまずは理解することが一番ではありますが、現時点で考えられる原因としては、大きく分類すると2つのことが原因として考えられています。
まず一つ目として、脳内の活性物質の調整がうまく機能せずに起こってしまっているということです。そしてもう一つ考えられるのが、何かしらのストレスによって引き起こされてということです。
直接的な原因であると言われているのが脳内の物質の調整になりますが、この点については周囲の理解が必要となります。やはり解決策そのものは自分たちでどうにかしようとせず、専門家にお願いをする、思い切って任せてしまうということが一番良い方法だと言えます。
ただし、もう一方のストレスなどによって引き起こされる場合には、これはあくまでも間接的な原因といえますので、その間接的な原因が何なのかを考えて、なるべくお子さんがストレスを感じることなくリラックスできるような環境を作ることが大切になります。子供の場合、大人とは違って、何かしらのストレスを感じているような状況であったとしても、その状態のことを自分の言葉で表現して伝えることが難しいですし、そのストレスを解消したりすることができません。
そのような子供の成長度合いを考慮して、親御さんがお子さんのことをしっかりと受け止めてあげて、そして愛情をもってお子さんを理解してあげようとする姿勢が重要になります。あわてることなく、そしてお子さんのことをじっくりと考えて対応してあげてください。
なお、殆どの場合そうなのですが、仮にチック症になったとしてもたいていの場合一過性のものですから、短ければ数週間、長くても数ヶ月程度で元にの元気な状態のお子さん戻る場合が殆どです。
もしあなたのお子さんの症状が気になってきたとしても、それはお子さんご本人に何かしらストレスを感じているサインなのだと理解して、例えば今まで以上にお子さんと触れ合ったり、会話をしてあげるなどすれば大丈夫です。
その際の会話の内容についても、お子さんの成長について話をしてあげたり、お母さんが普段作ってあげるご飯のこと、お子さんが好きなお菓子やおやつのこと、あるいは好きなテレビ番組などヒーローものなど何でもかまいません。
どんなに些細なことであったとしても、お子さんとの会話や触れ合う時間が増えることでお子さんのチック症という症状を予防することへと繋がります。必要以上に気にすることはありません。あくまでもお子さんとのふれあいの時間を作って一緒に過ごしてあげる、そうしたことだけで問題は無いのです。
チック症 (チック障害) の治療方法
チック症の治療方法ですが、その症状の進行度合いなどから適切な対処方法を見出す必要があります。ですが、その前に、まず確認すべきは、どなたがチック症を心配されているのかという点です。
チック症の場合、お子さんご本人が気づいているというケースは殆どありません。このため、ご家族の方が必要以上に心配されたりすると、お子さんご本人を悩ませてしまったり、症状がひどくなるといったケースが起こりうる可能性があります。
ですので、まずこうした段階では、ご家族の方はできる限りお子さんがチックへ注意を向くことが無いようにした方が良いでしょう。また、お子さんの周りの環境について少し冷静に考えてみることも大切です。これはどのような意味かといいますと、例えば、お子さんの心の負担になっているものが無いか?もしあるのであれば、その心の負担になっているものを取り除いてあげることをしてみてください。その際には、できるだけゆっくりとお子さんと一緒に過ごせるようにして対応します。
なお、誰の目から見てもお子さんのチック症が明らかであると分かった段階に差し掛かっている場合には、この場合もお子さんに変な心配をかけることが無いように注意しつつ、学校の先生とコンタクトを取るようにしましょう。そしてその際には、いじめなどの二次的な弊害が生じないように配慮することも大切です。本人に自覚症状が無いわけですから、いじめに発展してしまっては本人の悩みは増すばかりですし、不登校などの症状に発展してしまう可能性もあります。そうしたことを考慮し、場合によっては専門医に相談したり、あるいは間に入ってもらうことなども検討しましょう。
専門医の受診を受けることは、その他のチック症の治療法の併用も含め、慢性チック症の治療やトウレット障害には薬物療法が有効となります。いざというときのために、一つの選択肢として検討するようにしましょう。
チック症の主な症状
チック症のおもな症状を3つのタイプごとに見てみましょう。
まず、運動性チックですが、運動性チックで見られる症状として以下のようなものが挙げられます。
◇運動性チック
・まばたき
・顔をしかめる
・口をゆがめる
・口を尖らせる
・舌を突き出す
・首を左右に振る
・肩をびくっとさせる、すくめる
・腕を振る、まわす
・地団太する
・跳び上がる など
次に、音性チックです。こちらは以下のような症状が挙げられます。
◇音性チック
・咳払い
・鼻を鳴らす
・舌を鳴らす など
最後に、トウレット障害(時に慢性チック症にも)ですが、こちらは、以下のような症状に発展する可能性があります。主なものを挙げると以下のとおりです。
1.強迫性障害
2.注意欠陥/多動性障害(AD/HD)
3.学習障害
4.不登校
5.衝動性、攻撃性の亢進、自傷・他害行為
チック症は周囲からの刺激や自分の意図と関係なく発祥します。首をよく振ったり頻繁にまばたきをする「運動性チック」や、周囲に不快な言葉を発したり叫び声を上げたりする「音声チック」、そしてこれらの症状が複数重なり、その発症がだいたい1年以上もの期間続くようになると、トゥレット症候群と診断されます。日ごろ、お子さんの行動や癖で何か特徴的なものがないか、気になることがないか照らし合せてみましょう。
チック症の分類
チック症はその症状から行くかのタイプに分類することができます。
①一過性チック症
症状として、1種類もしくは多彩な運動性、音声チックが頻繁に起こるタイプです。ただし、その症状はおよそ1年もすれば消えるとされています。
②慢性チック症
1種類もしくは多彩な運動性、音声チックのいずれかが頻繁に起こるタイプです。この症状の場合、1年以上継続して発祥するタイプとなります。
③トウレット障害(ジル・ドゥ・ラ・トウレット症候群)
多彩な運動性チックおよび1つもしくはそれ以上の音声チックが同時ではなく頻繁に起こり、およそ1年以上継続するタイプとなります。
チック症の症状はだいたい10歳を過ぎた頃になると、他人の言った言葉などを繰り返すような反響言語、卑猥な単語や表現などを言ってしまう汚言症、そして音声や単語を繰り返す反復言語などの複雑な音声チックが出現するケースが見受けられます。
チック症はこのように大きく3つのタイプに分類することができますが、いずれも、大きく見れば1つのタイプとして考えることができます。ただ、やっかいなのが、どのようなタイプの一過性チック症が、症状が進行した場合に、トウレット障害や慢性チック症に進展するのかということが判明していないということです。チック症の改善方法も進行度合いによっても変わりますので、どのような形で出ているのかなど、しっかりと見極めていきましょう。